りんご開花

乱高下のお天気がつづく春になっています。
今朝はまだ淡い新葉のからまつ林が朝霧に沈んで、静まりかえった山の景色でした。日中は真夏日に届こうかという騒がしい暑さ。

りんごの花も、例年にないはやさで咲いています。
通常は、4月末ごろからゴールデンウィークにかけて開花するはずの「ふじ」の花が、今年は今月の半ばにひらきました。りんご畑は一面にうすい花の色でにぎわいを見せて、うっとりするような眺め。

ですが、この開花のはやさはりんごのためには非常にまずく、寒のもどりによる降霜の被害がとても心配です。18日の未明にかなりの低温になり、週末にもふたたび冷え込む予報。
花が低温にあたってしまうと、受粉ができずに、実がつかなくなってしまいます。おととしも早い開花で霜の被害をうけ、りんごの収量が激減してしまったことなどが頭をよぎりつつ…。すがるような気持ちで霜よけの資材をつかったり、人口受粉の作業をしたりしています。

夕暮れのグラウンドで子どもたちはとっても元気。
りんごの結実はしばらくたたないと状況がわかりませんが、ちゃんと実がつきますように。