りんごも日焼け

りんごのお便りを送ってからしばらくたち、FAXやお手紙、メールなどで毎日のように注文をいただいています。折り返しの電話で、1年ぶりにお客さんたちの元気な声をきいて、私も元気をもらっています。

ありがとうございます!

今年は本当に暑い夏でした。そして残暑も、残暑というよりむしろ夏❗️というような暑さで、長い長い夏でした。

信州はようやく、少し涼しい日も出てきました。朝晩はひんやりしていて、しっかりお布団をかぶって寝ています。

今年のりんご…なかなかの出来かな、と思っていたところ、ここにきて、高温障害が出始めています。

日焼け

人間と同じく、りんごも日焼けをします。

ひどい日焼け

日焼けもひどくなると、そこから腐ってきたり、ぼとりと落ちたりします。この日焼け果が例年よりかなり多く、また、食感が柔らかくなるりんごもあるようです。

頑張って育ててきたりんご、なんとかお客さまの手に届くまで、美味しく育っていってほしいです。

炭焼きの炭ふるい

今日もぽっかぽかのお天気で嬉しい、ひなたざかの母です。

さて。昨日、一昨日と草刈りをした畑は、すっきり気持ちいいです。そんな中、今日は炭焼きでできた炭をふるいます。ふるった炭は掘りごたつを24時間あたためてくれます。子どもたちは皆、こたつむりになります…

炭焼きといっても炭焼き窯でやるのではなく、でっかい穴で、ボーボーと木を燃やします。

早朝の炭焼き、周りではこどもらが、自分たち用の焚き火で、いろんなものを焼いて食べます。枝の先にパンやウィンナー、マシュマロをさして焼いているのは、なかなかワイルド。くるみ味噌の五平餅や、ピザ、焼き芋、今年は飯盒スープも。焚き火で焼くと楽しいし、美味しい。バーベキューとは違った楽しさ。

今年は他にも3家族集まって、賑やかな炭焼きになりました。そんな炭焼きでできた炭を、ひとりでせっせとふるっております。

除雪

がっつりと重たい雪が降りました。

行政から自治会に除雪作業が委託されているので、こういう日は除雪車にも乗っています。

ブータン 山の教室

こんにちは、ひなたざかの母です。

不登校気味だった長女が、学校にいき始めて、半年ほどになります。時々はおやすみをしつつも、体の不調もほとんどなくなりました。

昨日はそんな長女と、上田の子どもシネマクラブの映画にいってきました。上映されたのは、「ブータン 山の教室」。世界の中でもっとも僻地にある学校。ブータンの首都ティンプーから8日間かかる村、ルナナの人々と自然と、暮らしが描かれています。8日間のうち、バスはまる1日、あとは標高4800mの村までひたすら徒歩。

自然が本当に美しい。歌も美しい。

こどもの目が美しい。

わたしがこの映画を見ながら感じたのは、自然に敬意をはらい、自然とともに生きている人たちの暮らしを、私たちが知らず知らずのうちに奪っているということです。山の雪がどんどん少なくなってきていると村人がいうと、先生が「それは地球温暖化だ」といいます。もちろん村人は、そんな言葉は知りません。

冬の獅子が眠る山を、大切に守ってきた彼らがなにも知らないでいる間に、なにかを知っているはずの私たちが奪ってしまう…

最後にチベットに長く滞在をしていたお二人の対談があり、チベットと仏教のつながりのことや、現地の人々の暮らしのことなどお話いただきました。とても興味深く、もっと知りたくなりました。

野草の天ぷら

野草の天ぷらというと聞こえがいいけれど、今日の夕食は、その辺でとってきた草の天ぷら。

夫があげてくれました。ありがとう。

天ぷらというだけで、ごちそう

小さな小さな実

おはようございます。今日も草刈りと摘果作業。

りんごは4月半ばの霜で、収量が少なくなりそう。暖かくて例年より早くに咲いた花が、霜にやられてしまったのです。でも花もようやく散って、小さな実になってきたので、残っているものを大事に育てていきたいと思います。

可愛いお花から
小さな実になってきました

まだまだ小さな実。これがりんごになるなんてねぇ。子どもの成長も早いけど、りんごの成長はもっと早くて、あっという間に大きくなってしまいます。

美味しいりんごが食べられるのが、楽しみ!

山菜の季節も終わりに近づき

こんにちは。ひなたざかの母です。

このところ我が家は山菜づくしでした。朝ごはんは、わらびのあえもの、こごみの胡麻和え、うどのきんぴら、ふきの煮もの。

先日の夕ごはんは、オットがうどんを打ち、山菜の天ぷらを揚げてくれました。今年はたくさん天ぷら食べました。タラの芽にコシアブラ、こごみの天ぷらも美味しくて。

そして、これらの山菜は山が恵んでくれたもの!!なんと無料。とり放題。

素晴らしい。

今日も末っ子のちよと一緒に5分ほどわらび採りをして、こんなに採れました。

ありがたや、ありがたやー、といって食べておりますが、やはり山菜は大人の味なのですね。こどもは山菜採りは好きでも、食べるのはイマイチみたい。残念。

いつか子どもたちも一緒に、山菜の天ぷらで一杯やりたいもんです。

ミントの香りの田んぼで

こんばんは。

昨日、刈り残した稲を刈ったり、落ち穂を拾ったり束ねたりはぜかけをしたりと1日田んぼで過ごして、ようやく今年の稲刈りが終わりました。

機械で刈った稲をはぜにかける作業が終わると、刈り残した稲を刈ったり、落ち穂(落ちている稲)を拾ったり、地味な作業が待っています。地味なのですが、拾ってみると、けっこうたくさんの束になるのであなどれません。

毎年「夫が頑張った田んぼだものなぁ」と思いながらの作業。

それで、今年も畔の近くの刈り残しの稲を刈っていると、なんだかいい香りが…これは、ミント!と思って探してみると、ありました。たくさんのミント。

一昨年は田んぼでせりがたくさん生えて、草取りの間中せりのいい匂いがしていました。そして今年はミント。

一人ぼっちのさみしい作業中、なんだか嬉しくなる出来事でした。

田んぼのあぜ道を自転車ではしって

 ようやく秋がやってきそうな気配があります。だいぶ前から夜になると秋の虫の声がきこえていたものの、日中は暑い日が続いていました。

 長い梅雨があけて、やっとお日さまに会えた!と喜んだのも束の間、連日の猛暑で、バテバテの夏でした。若いときは暑くても活動ができたのに、今年の夏は特にだめで、すこし外で作業しただけでふらふらするので、困ってしまいました。

 このところは、午前中はなんとか作業を休み休みやって、午後はおやすみしていました。それが昨日は、子どもたちとお昼寝してから、午後は外で遊べるほどになって。お友だちと一緒に、田んぼのあぜ道を自転車乗りしにいきました。

 我が家のある集落は坂道ばかりなので、自転車に乗れる場所がすくなくて、自転車のりはちょっとしたお楽しみです。田んぼは稲刈りを始めた家もちらほらあって、黄金色に実った稲と、はぜかけされた稲と。だんだんになった田んぼ、あぜ道にはコスモスも咲いて、本当にきれいだなぁ、うれしいなぁ、と思いながら、子どもたちの後ろをついて歩きました。

 あぜ道を散歩しながら、ふとこの頃出合った本のことを思い出しました。ハーバルノートの荻尾エリ子さんの「八ヶ岳の食卓」。長野の茅野で暮らす萩尾さんの、日常の生活、その中の気づき、それからおいしそうで試したくなるレシピが、やさしい言葉でつづられています。

 気持ちが暗くなるニュースの多い中で、文章からあふれてくる萩尾さんのやさしさがううれしくて。会って少しお話しただけで「なんていい人なんだろう」と思う人がいますが(心のなかで勝手に「菩薩さま」とよんでいます)、ページをめくってちょっと読んだだけでそんな気持ちになる本で、いまの私にやさしく語りかけてくれました。

 暑さでバテて、なにもできない自分にいらいらする日も多かったのです。そんな中でこの本を、こんな風に日常を愛して、気持ちよく暮らせたら素敵だなぁ、と思いながら読んでいたのですが、田んぼで自転車をのる子どもたちの後姿を見送りながら、景色と子どもたちが本当に美しくて…とてもいい日になりました。