ブータン 山の教室

こんにちは、ひなたざかの母です。

不登校気味だった長女が、学校にいき始めて、半年ほどになります。時々はおやすみをしつつも、体の不調もほとんどなくなりました。

昨日はそんな長女と、上田の子どもシネマクラブの映画にいってきました。上映されたのは、「ブータン 山の教室」。世界の中でもっとも僻地にある学校。ブータンの首都ティンプーから8日間かかる村、ルナナの人々と自然と、暮らしが描かれています。8日間のうち、バスはまる1日、あとは標高4800mの村までひたすら徒歩。

自然が本当に美しい。歌も美しい。

こどもの目が美しい。

わたしがこの映画を見ながら感じたのは、自然に敬意をはらい、自然とともに生きている人たちの暮らしを、私たちが知らず知らずのうちに奪っているということです。山の雪がどんどん少なくなってきていると村人がいうと、先生が「それは地球温暖化だ」といいます。もちろん村人は、そんな言葉は知りません。

冬の獅子が眠る山を、大切に守ってきた彼らがなにも知らないでいる間に、なにかを知っているはずの私たちが奪ってしまう…

最後にチベットに長く滞在をしていたお二人の対談があり、チベットと仏教のつながりのことや、現地の人々の暮らしのことなどお話いただきました。とても興味深く、もっと知りたくなりました。